労災保険特別加入制度とは
労災保険は、本来労働者(事業主に雇用される者で、賃金を支払われる者)の負傷疾病や傷害又は死亡に対して各種の保険給付を行うための保険であって、労働者以外の方(事業主・一人親方・家族従事者等)は原則として対象となりません。しかし、労働者以外の方でも、作業の実態や災害の発生状況からみて、労災保険による保護が必要であるとして特別に加入することを認めています。これを、労災保険の特別加入制度といいます。
労災保険に加入していますか?
仕事中のケガや仕事が原因でおきた病気(職業病)、あるいは仕事の行き帰りの事故等によるケガなどは、労災保険で治療を受けるのが原則です。
加入できる一人親方の範囲
建設の事業を営む方であって、常態として労働者を使用しない一人親方に限られますが、労働者を使用する場合でも、その日の合計が年間100日以内に見込まれるときは加入することができます。 また、一人親方が行なう事業に従事する家族従事者の方も特別加入することができます。
加入の際健康診断が必要な業務
一人親方の特別加入を希望する際、次の業務に通算して従事していた期間が規定を超えている場合には、事前に健康診断を受けなければなりません。健診は無料、交通費実費、受診日は監督署の指定日となります。
特別加入予定者の 業務の種類 | 特別加入前に左記の業務に従事した期間 |
---|---|
粉じん作業を行う業務 | 3年以上 |
身体に振動を与える業務 | 1年以上 |
鉛 業 務 | 6ヶ月以上 |
有機溶剤業務 | 6ヶ月以上 |
加入資格がある建設業28業種
●土木工事業 | ●内装仕上工事業 |
●建築工事業 | ●電気通信工事業 |
●大工工事業 | ●造園工事業 |
●左官工事業 | ●熱絶縁工事業 |
●とび・土工工事業 | ●さく井工事業 |
●石工事業 | ●建具工事業 |
●屋根工事業 | ●水道施設工事業 |
●電気工事業 | ●消防施設工事業 |
●管工事業 | ●清掃施設工事業 |
●鋼構造物工事業 | ●しゅんせつ工事業 |
●鉄筋工事業 | |
●舗装工事業 | |
●板金工事業 | |
●機械器具設置工事業 | |
●ガラス工事業 | |
●塗装工事業 | |
●防水工事業 | |
●タイル・れんが・ブロック工事業 |
支払方法
所定の銀行口座への振込、自動口座振替(ゆうちょ銀行・旭川信金・北海道銀行)または当組合窓口にて納入することになります。(振込手数料はお客様のご負担となります)
組合費は毎年4月に一括納入となります。保険料は4月に一括又は、分割3期に納入して頂きます。
※年度途中に加入の場合は一括の納入となります。
給付基礎
日額の変更
給付基礎日額の変更は年度更新時(4月)を除き、年度の途中で変更はできません。
年度更新に
ついて
年度更新は、毎年1月に継続加入申込書をお送りしますのでご記入後ご返送ください。
継続加入申込書の返送が無ければ自動継続となります。
継続加入申込書の返送が無ければ自動継続となります。
脱退に
ついて
脱退される方は脱退希望月の25日までに脱退届のご提出が必要です。労働局へ脱退手続きをするまでは保険料・組合費が発生します。
(中小事業主になる・従業員になる・廃業される方など)
(中小事業主になる・従業員になる・廃業される方など)
労災保険料
一人親方の場合は、一般の労働者と異なり賃金というものがありません。そのため、特別加入の希望者はこれに代わるものとして下表の「給付基礎日額」の範囲により、ご自分の収入に見合った日額を決めて頂き4月~翌3月までを1年間として計算します。年度の途中で加入される場合は、加入月から翌3月までの保険料を計算し納入します。
「給付基礎日額」の変更は年度更新時のみとなり、年度の途中ではできないことになっています。また、保険料は3期に分割して、所定の銀行口座への振込・自動口座振替(ゆうちょ銀行・旭川信金・北海道銀行)または組合窓口にて納入することになります。
「給付基礎日額」の変更は年度更新時のみとなり、年度の途中ではできないことになっています。また、保険料は3期に分割して、所定の銀行口座への振込・自動口座振替(ゆうちょ銀行・旭川信金・北海道銀行)または組合窓口にて納入することになります。
保険料お支払い金額の例
加入月 給付 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
3,500円 | 21,709円 | 19,907円 | 18,088円 | 16,286円 | 14,467円 | 12,665円 | 10,846円 | 9,044円 | 7,225円 | 5,423円 | 3,604円 | 1,802円 |
5,000円 | 31,025円 | 28,424円 | 25,840円 | 23,256円 | 20,672円 | 18,088円 | 15,504円 | 12,920円 | 10,336円 | 7,752円 | 5,168円 | 2,584円 |
8,000円 | 49,640円 | 45,492円 | 41,361円 | 37,230円 | 33,082円 | 28,951円 | 24,820円 | 20,672円 | 16,541円 | 12,410円 | 8,262円 | 4,131円 |
組合費 | 18,000円 | 16,500円 | 15,000円 | 13,500円 | 12,000円 | 10,500円 | 9,000円 | 7,500円 | 6,000円 | 4,500円 | 3,000円 | 1,500円 |
消費税 | 1,800円 | 1,650円 | 1,500円 | 1,350円 | 1,200円 | 1,050円 | 900円 | 750円 | 600円 | 450円 | 300円 | 150円 |
組合費合計 | 19,800円 | 18,150円 | 16,500円 | 14,850円 | 13,200円 | 11,550円 | 9,900円 | 8,250円 | 6,600円 | 4,950円 | 3,300円 | 1,650円 |
スクロールできます
※加入月により、保険料・組合費の金額が変わります。また、加入時期により保険料のみ分納することもできますのでお問い合わせください。
保険給付の内容
療養補償給付
療養に必要な医療費は完治するまで全額無料です。
傷病補償給付
1年6ヶ月を経過しても治らないとき又は廃疾に該当した場合は、程度に応じて年金が支給されます。
休業補償給付
休業4日目から「給付基礎日額」の80%が働けるようになるまで給付されます。(入院の状態が前提、全労働不能等の条件有)
遺族補償給付
死亡した場合は、遺族数に応じた年金が支給されます。
障害補償給付
後遺症が残った場合、その程度に応じて年金又は一時金が支給されます。
埋葬料
死亡した者の埋葬を行なう者に支給されます。
介護補償給付
介護の費用として支出した額を支給(うけている介護により支給金額が異なります。上限あり)
補償内容の例
補償内容(日額5,000円の場合)
医 療 費
医療費全額保証
休業補償
日額4,000円(休業4日目から)
保険料お見積もり
シミュレーション
シミュレーション
保険加入の流れ
迅速対応!かんたん手続き!
※来店され窓口にて加入申込書にご記入頂いても問題ございません。